前々からやってみたかったシリーズ「ブログの傾向と対策」
ちょっとだけやってみたいと思います。
昨今、検索エンジンにAIが導入、さらに「企業優先」というロジックが組み込まれたことで、個人ブログ界隈は大きな変化を迎えていました。この変化に伴い、壊滅的なアクセス数減少でブログを辞める人が増えてきていたりしますが、ここでまだブログをやっている方々(もしくはこれから始める方)のお役に立てないかと思い、この企画を思いつきました。
今まで私は色々な情報をネットで頂いたので、少しでも恩返しできれば。
当ブログにおける「ユーザーのジャンル別アクセス傾向」
ここ数年のユーザーに読まれているジャンルを「自分の体感」で円グラフにしてみました。何故に自分の体感なのかというと、具体的な数字を抽出するのが面倒だったからです。ただ、大体のイメージがわかっていただければと思います。
※参考にしたアクセス数は、Wordpressのアクセス記録を参照
一番多いのは「自動車関連」、次に「ゲーム」と「デジタル」という感じだと思います。私のブログで一番記事数が多いのは「自動車関連」ですので、当たり前と言ったら当たり前ですよね。ただ、この自動車関連の内情は、意外と興味深い傾向となっているんです(後述)
「旅行」に関してはなかなか難しい。
そもそも他人のブログで旅の記事を読むという人口が少なさそうですよね。私は好きで結構読んでいるんですけど、かなりニッチな界隈なのかもしれません。それでも書く分には楽しい。旅の記録にもなりますし。
自動車関連について
自動車関連の内訳を円グラフにしてみるとこんな感じ。
こちらも、大体のイメージで具体的な数値は出していません。
私のブログで一番多い記事は「マツダ関連」なんですが、まさかの「ダイハツ関連」の方がここ数年では多い傾向となっています。これの要因をまとめてみると以下の通り。
- 数年前からマツダ関連のアクセス数は減少傾向
- 私がダイハツの「タフト」を購入したことによる記事の増加
- また、同時期にダイハツ認証不正が発生した影響でアクセス数が激増
ダイハツの認証不正が発生した時は凄かったです。
今までに見たことのないアクセスが発生しており、サーバーが落ちるのではないかと心配していたほどです。この頃から一気にダイハツ関連へのアクセス数が多くなりました。
マツダ関連は数年前から需要が減っていっているなという印象です。そもそも、マツダ関連のニュース自体も減ってきており、そうなっていくのも自然なのかなと思っています。国内でのマツダ離れは実生活でもヒシヒシと感じていました。今後もある程度のアクセス数はあるかもしれませんが、それ以上はないと言った感じでしょうか。
それと「ジャンルの母数の大きさの大切さ」も実感しました。
マツダのみとそれ以外では母数の数が桁違いとなっています。もし、母数の大きいジャンルで見られるようになれば、単純にそれだけアクセス数が増えるということになりますよね。今回の一件でダイハツなどの規模の大きさを実感しました。伸び悩んでいるブログの方は、ちょっと手を広げてみるのも良いかもしれません。
ゲーム関連&デジタル関連について
続いて、ゲーム&デジタル関連です。
ゲームの割合が多い理由は「Nintendo Switch 2」です。世間的にかなり注目を浴びているらしく、かなりのアクセス数があったような印象です。またスプラトゥーン3のサーモンランの記事もある程度は見てくださった印象ですねぇ。
それと興味深いことがありました。
それは「Nintendo Switch 2の店頭販売」がものすごいアクセス数でした。ここ最近の私のブログは特にアクセス数に変動はない状況でしたが、この記事を書いてから久しぶりに急激なアクセス数増加を検知しました。検索エンジンの影響でもう二度とこういったアクセス数増加はないだろうと思っていましたが、まだこういった体験ができるとは思いませんでした。
どうやら、これは私がそれを記事にした当初は他に記事にしている人がほぼなかったらしく、企業勢もまだ記事にしていなかった瞬間が功を奏したみたいです。似たような記事がない&話題性が高いという条件が組み合わさるとGoogle検索でも優先されるようですね。その後、他の方やメディアなどが記事を出し始めると一気にアクセス数が減りました。こういった「瞬間」を狙うと良いのかもしれませんが、正直現実的ではありません。
デジタル関連については良くも悪くもなく。
私の趣味(というかメモ)のような内容ですので、見たい人はみると言った感じですねぇ。それでも私と同じ情報を求めている方が結構いるんだなという印象です。
何が言いたいかというと?
私のブログはマツダ関連が多いですが、意外とそれ以外の記事が読まれていることがお分かりいただけると思います。他のブログや企業(メディア含む)などと比べると非常にやる気のない記事ばかりですけど、それでもある程度は読んでくれる方がいるということです。見た目と内情は結構違うということが肝ですね。
それと異なるジャンルを同時に運営したとしても、特に問題がないんです。数年前、もしマツダだけの内容でブログを運営していたら、アクセス数も減り、マツダしか書けないというストレスで私はブログを辞めていたかもしれません。なので、自分の好きなジャンルが複数あるというのは大事だということです。
元々、マツダの情報を集めるようになったのは、その当時メディアなどにろくな情報が無かったんですよね。個人でどれだけ調べられるかというのもやってみたかったですし、メディアのアンチテーゼ的な意味合いもありました。いまではだいぶ状況が変わってきました。
それと、グーグルは専門性と信頼性などを求めていますが、ブログは初心者でも始めることができるのがメリットです。なので、EEAT(後述)なんて「くそくらえ」です。ブログは自由に書けるから楽しいんです。ブログは楽しいということを忘れてしまうとブログなんてすぐにやめてしまいます。
要は、アクセス数やブログのお決まりなんて気にしないで何でもいいから書きましょうということが言いたかった。
現在の検索エンジンへの傾向と対策
先程も言いましたが、検索エンジンにAI導入や企業優先ロジックが導入されたことにより、個人ブログが検索して探し出すことが困難な時代になりました。この状況をどうするかを考えてみます。
グーグルは、検索エンジンで優先するものは「E-E-A-T(Experience(経験)、Expertise(専門性)、「Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」と明言しています。信頼性のある情報源であり、専門性があり、正しい情報が書いてあるものを表示しますよと、いう話ですね。
確かに言っていることは正しいです。
しかし現状は、ただ「企業ドメイン優先」で同じような情報が検索上位を占めるというよくわからない状況になっています。しかもGoogleと提携したNoteを露骨に優先させたりと、かなりやりたい放題な状況となっているんですよね。
そこでどうしていくのか。
ぶっちゃけどうしようもないというのが現状だと思います。ただ、ものすごいニッチかつ非常に詳細な話題の場合は可能性が出てくるのかもしれません(もしくはSwitch2の時のように”隙間”を狙うなど)
しかし、最近は個人ブログなど記事内容を企業(メディア)が後で書いたもので上書きされるという現象が起こっていますので、正直「いわゆる情報系」というのはもうどうしようもない状況なのかもしれません。
また聞いた話によると、最近はSNSでもAIを使ったBOTのような存在が多数おり、SNSでの宣伝もすぐに埋め尽くされて意味をなさないという状況となっているようです。特にXは凄いらしい。
私は自分の書きたいものを書いているのでどうでもいいですけど、これからブログで情報を発信していきたいという方はかなり厳しい状況となっており、正直、現時点では誰でもできる打開策はないと思った方が良いと思います。無理矢理やればできるのかもしれませんが、そこまで人の道を外れてしまうのは一体何のためにブログをやっているのかわからなくなりそう。
Googleに代わる検索エンジンが出てくればゲームチェンジャーになりそうですけど。
将来のブログ界隈について
既にSNSが主流であり、ブログというのは過去の遺物となっています。
面白い情報とかを読んだりするのが楽しかったんですけど、今後はSNSを漁って情報を探していくことになりそうですね。AIも台頭してきていますが、情報を集めてくるのは優秀でもかなり偏ったまとめ方をされていて、この情報がどこが情報源なのかがわからなかったりと、まだまだな部分があります。将来的にもっとAIの精度が上がれば、完全に切り替わっていきそうですよね。それまでは少しだけ時間がかかりそう。
それでもブログ自体は無くならないと思います。
私のように趣味でやり続ける人たちが細々とネットの片隅でやっていくということになりますが、個人的にはブログ専用の検索エンジンとかが登場してくれると嬉しいなと思っています。昔のmixiみたいなコミュニティとなっていきそうな感じはしますよね。それにAIの情報源もなんだかんだでブログなんですよね。ブログがなくなれば、AIは答えることもできない場合があります。
よくブログの代わりにYoutubeなどをやれという話を聞きますけど、Youtuberに関しても聞いた話だと最近は大変みたいですね(Youtuberやってる人曰く、ショートをやれって言ってました)こちらもブログの辿った末路をゆっくりと辿っていっているのかもしれません。若い人や海外の人たちはYoutubeをあまり見ないというのはちょっと衝撃的でした。Youtubeも既に衰退期に入っているのかもしれません。そういえば、私もYoutubeをあまり見なくなったかもしれません(使うのはYoutube Musicか任天堂とかの企業ティザー動画などだけ)
話は逸れましたが、ブログ界隈は厳しい状況です。
私が出せる情報は少ないですけど、ブログ界隈の人たちに何か役立ってくれると良いですねぇ。また何か思いついたら書き記していきたいと思います。