マツダ車の第7世代に搭載されている「新世代マツダコネクト(マツダコネクト2)」
一つ前の第6世代にも搭載されることが判明しましたが、どのような利点があるのかを少しだけ整理してみたいと思います。
前回:マツダの第7世代に搭載された先進技術の投入状況を軽く整理する(2020年8月現在)
前回は、第7世代に搭載された先進技術に関してざっくりと情報を整理しました。
今回は主に「第6世代搭載型マツダコネクト」についてです。初代マツダコネクトから新世代マツダコネクトに変更されることによるどのような利点があるのかを考えてみました。
ほぼ確定していること
まずはほぼ確定している事です。
- 新しいシステム&UI
- 新しいナビゲーションシステム
- 大型ワイドディスプレイ(10.25インチ)
- カメラの画質が向上(デジタル伝送方式に)
- コネクティッドサービス
- 新世代マツダコネクトの新機能が付随
「Visteon(ビステオン)製」から「パナソニック製」のシステムへ変更され、さらに新しいUI(ユーザーインターフェース)を手に入れ、それと同時にナビゲーションシステムも一新されました。
初代のタッチスクリーンを意識したデザインではなくなり、極めてシンプルでお洒落な見た目になりました。そして、ワイドディスプレイになったことにより、1画面に分割表示させることもできるようになったのは大きな利点です。
さらに大きな利点としては「デジタル伝送」式のカメラです。
360°ビューカメラやリアカメラなど、全てにおいて高画質な映像が表示されるようになったことでかなりの利便性を増しています。これだけでも買い換える価値のある機能だと個人的には思っています。
他にも、コネクティッドサービスが搭載されたりと、新世代技術の恩恵を受けることが出来るのが非常に嬉しい点でもあります。
不確定要素
次に第6世代搭載型新世代マツダコネクトに搭載されるのかはまだ「不確定」な機能達です。
- HDMI出力(国内モデル)
- システム更新(OTA)
- リスニング機能各種
- 音楽録音機能(国内モデル)
MAZDA3/CX-30では搭載されている機能ですが、これらすべてが第6世代搭載型新世代マツダコネクトに搭載されるかは現時点では判明していません。
北米仕様(2021 CX-5/CX-9)では「USBによる映像出力」は確認されていますが、日本でも次の改良で搭載されたとした場合、「HDMI映像出力」が搭載されるのでしょうか?
また、MAZDA3/CX-30では車内の音響設備が売りの一つでありますが、これらがどこまで第6世代に適用されるのか、そしてマツコネに搭載されている音響機能は使用できるかも気になるところです。
搭載されない機能
最後に残念ながら搭載が確認できていない機能についてです。
- ドライバーモニタリング
- 新世代コマンダーコントロール
これらは現時点では搭載が確認できていません。
取扱説明書にも記載はありませんし、搭載される可能性はかなり低いと思われます。コマンダーコントロールに関しては、第6世代搭載型新世代マツダコネクトでは初代と同様のデザインですが、これにタッチ操作可能な機能が追加されるのか、それとも国内モデルに関しては「新世代コマンダーコントロール」が使用されるのかなどの妄想が捗ります。
まとめ
一言に「システムを変更」となってしまいがちですが、新世代マツダコネクトに移行するだけでかなりの利点があると思われます。
マツダはそもそもクルマ自体のつくりに関しては満足できるものが多く、乗っていて楽しいけども「電装系が……」という評判も良く聞きます。そうなると、新世代マツダコネクトへの移行というだけでも非常に意味のある商品改良であるといえるでしょう。
現時点で発表されているの「北米」のみです。
まだ「日本」や「欧州」ではこの話題はありませんが、いつかは北米に続くと思われますので、マツダの正式発表が楽しみですねぇ。